【失語症リハビリアプリ】無料絵カードなどを使った自主トレ法の紹介

高次脳機能障害に使えるアプリ
アプリん
アプリん

自主課題って大切だけど
プリントの準備が大変…

リハくん
リハくん

アプリを使えば
準備の時間が削減できるよ!

脳卒中後の機能改善には、
リハビリ以外の時間の過ごし方が重要です。

自主課題の設定も
セラピストの重要な仕事になってきます

失語症者の自主トレはプリント課題が一般的
しかし、プリントは準備が大変なのが難点

本記事では
自主トレに使えるアプリを紹介します

なお、ここで紹介する自主トレは、

認知機能は良好
スマホ操作が行える
失語症者


を対象としています。

想定読者

✅ 失語症者の自主トレで悩んでいる人

✅ 自主トレのプリント準備が大変な人

✅ アプリの失語症リハに興味がある人

結論

本記事で紹介する自主トレは次の4つ

✅ ニュースアプリを使った読解練習

✅ ボイスメモを使った聴覚的理解練習

✅ 単語帳アプリを使った呼称練習

✅ 漢検アプリを使った単語の読み練習

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リハビリアプリ「スマートニュース」で読解練習

概要

カテゴリーから読みたい記事を選択
⬇️
読解
⬇️
口頭or書字にて表出

リハビリアプリ【スマートニュース】

【スマートニュース】

✅ 完全無料
✅ 豊富なカテゴリーから記事選択可能
✅ 長すぎない記事量
⚠️ 必要言語機能:漢字の読解、短文表出が可能

自主トレ実施手順

❶カテゴリーから読みたい記事を選択

豊富なジャンルがあるので、
読みたい記事がきっと見つかるはず

初期設定でジャンルがない場合、
設定すにて、上のポップに出てきます

カテゴリー選択後
画像と見出しから記事を選びましょう

❷読解後、口頭or書字にて表出

読解した後は、

いつ、誰が、何を
どのくらい、どうした

のみで良いので表出していただきましょう

宿題で出す場合には、
口頭表出よりも
プリントに書字していただくのが
オススメです。

リハビリアプリ「ボイスメモ」で聴理解練習

概要

ボイスメモと絵が印刷されたプリントを準備
⬇️
ボイスメモに録音したST音声を再生
⬇️
絵を失語症者が指さす

\実際の使用場面がこちら/

※2ページ目からは、
音声速度を「普通」から「速い」に
変更して実施しました!

リハビリアプリ【ボイスメモ】

ボイスメモ

✅ 完全無料
✅ iphoneに初期設定で入っているアプリ
✅ 再生速度の調整が可能
⚠️ 必要言語機能:単語の聴覚的理解

自主トレの準備手順

準備❶:「STの教材部屋」で無料絵カードを印刷

動画のイラストは、

無料サイト:STの教材部屋

のプリントを印刷して使用しました

カテゴリー別に、
カラーと白黒のイラストがあります

準備❷: STリハで、録音しながら訓練

イラストを準備したら、

次は音声の録音です

訓練時に音声を録音すれば

準備時間の削減ができると思います

❸ ボイスメモの題名を「自主トレ」に変更

失語症者様が分かりやすいように、

題名を「自主トレ」などの

分かりやすい題名に変更しましょう。

❹ 患者様が自主トレで使用

一度STリハビリの中で、

自主トレが行えるか練習しても良いかも

リハビリアプリ「Word Holic」で呼称訓練

概要

失語症者がアプリの絵カードを見て呼称
⬇️
ワンタップでAI音声が正答を教示

\実際の使用場面がこちら/

アプリ名【Word Holic】

自分で作る単語帳 WordHolic!
自分で作る単語帳 WordHolic!

✅ 完全無料
✅ 他者の絵カード集をダウンロード可能
✅ AIが音声で回答を提示
⚠️ 必要言語機能:単語復唱or音読が可能

自主トレアプリの準備手順

❶ アプリをインストール

まずは、無料で入れれる
Word Holicをインストールしましょう

❷ パスコードを入れて絵カード集をダウンロード

このアプリは、
呼称訓練アプリではなく、単語帳アプリです

絵カードは自身で準備しなければなりません

共有機能を使って、
私の持っている単語集を共有しましょう

言語聴覚士たぁの単語集内容

✅全絵カード枚数 151枚

✅カテゴリー別
・野菜:21枚
・花:9枚
・乗り物:15枚
・料理:26枚
・動物:37枚
・果物:13枚
・場所:10枚
・日用品:20枚

単語帳共有方法

1 下記をコピー
https://share.word-holic.com/yG3BS8tZMZ

2 アプリを開く

3 右上の三本線をタップ

4 データ共有を選択

5 手動インポートを選択

6 コピー内容を貼り付け

7 確定を選択

(ダウンロードに数分かかります)

❸ 操作を覚える

最後に
操作方法の確認を患者様と行いましょう

直感的にわかるアプリなので、

特に説明の必要はないと思います


リハビリアプリ【漢字検定】で読み練習

概要

小学校1年〜3年レベルの漢字を出題
⬇️
仮名文字を3/9選択でボタンタップ

\使用場面がこちら/

アプリ名【漢字検定】

漢字検定4級〜8級 読みがなクイズ
漢字検定4級〜8級 読みがなクイズ

✅ 完全無料
✅ 読みのみに特化
✅ 難しすぎない失語症者に適した難易度
⚠️ 必要言語機能:仮名文字の音韻照合が可能
⚠️ IOSのみのアプリ

リハビリアプリ【漢字検定】使用法

トップ画面はご覧の通り
【トレーニング】を主に使用します

レベルは8級〜4級まであります

例題を見て
失語症者のレベルに合わせて級の選択を

失語症者のレベルがわからない場合は、
8級から始めて
レベルアップしていきましょう

問題は仮名文字の3/9選択
ヒントを押せば、語頭を教えてくれます

自主トレアプリ準備手順

患者様のiphoneにアプリをインストールするだけ!

すぐに使用可能です!

まとめ

今回は、
失語症者の自主トレアプリと
実施法について
紹介しました

最後に、
アプリのデメリットをお伝えします。

それは、

課題実施の有無が分からないこと


人間は弱い生き物です
意思力には限界があります

患者様に課題を提示するだけでなく、
チェックも必ず行わなければなりません。

本日紹介した自主トレアプリの中で、
聴覚的理解練習と呼称練習は
実施の有無の確認がしにくい
です。

その点を理解した上で
自主トレアプリを取り入れてみてください!

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました

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