![アプリん](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2021/12/E456DE04-65F8-47DE-93DC-ABE081A88D06.png)
喚語速度を上げる
RISPって訓練があるの?
![リハくん](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2021/12/70386AB9-6786-438E-BC33-D951759EEDF0.png)
最近話題のリハビリだね!
会話時の喚語困難軽減のために
喚語速度を向上させる訓練法だよ
![アプリん](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2021/12/BD31D796-818C-4781-9662-029302001F8B.jpeg)
デジタル教材じゃないと、
呼称を速くするのって
難しくない?
![リハくん](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2021/12/7CB6F7C9-42A5-4148-860C-0B2841D901B6.jpeg)
RISP訓練ができる
無料アプリがあるよ
紹介するね!
RISPとは、
失語症者の喚語速度を向上させ、
会話への汎化を目指す訓練法
プログラム開始時は3秒で呼称を行うが、
終了時には1秒での呼称を目指す。
近年、失語症のリハビリは、
聴覚的理解・呼称の両者共に
処理速度も重要であるとの考えが
広まっています。
喚語速度の向上で、会話時の喚語困難が
改善する可能性が示唆されています。
本記事では、
論文を元に訓練方法の紹介し、
アプリやパワポを使った
手軽な訓練法も
提案させていただきます。
それでは、どうぞ!!
RISP訓練の紹介
![](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2022/01/2CB468C6-EC25-4F3A-BD39-CF9D6C31D5D1-300x300.png)
具体的にRISP訓練を
文献を交えながら紹介していきます!
RISP法の文献は英国と日本にある
RISP法は、英国の
「Time for a quick word? The striking benefits of training speed and accuracy of word retrieval in post-stroke aphasia」
という論文に記載されています。
RISPはRepeated, Increasingly-Speeded Productionの略です。
直訳は、
「繰り返す中でどんどん速く発話する」
となります。
リハノメの動画内にて、
中村先生も本文献を紹介されていました。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HR5CL+5L8J8Y+4OPC+61JSI)
RISP法の実施手順(説明)
文献を提示しながら具体的な訓練方法を紹介します。
先ほど紹介した
「Time for a quick word? The striking benefits of training speed and accuracy of word retrieval in post-stroke aphasia」
に示されているRISPの訓練手順を
下記に引用します。
![](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2022/01/681A403E-3F8F-4456-882D-2A7160956166-1024x870.jpeg)
要約すると、以下のような手順となります
\RISPの具体的実施手順/
RISP法の実施手順(動画)
文字だけではイメージしにくいと思います。
RISP訓練をパワポで作ってみました
\3.0秒ver.(訓練開始時)/
\1.0秒ver.(訓練終了時)/
RISP法は、パワポなどを用いて、制限時間を意識して呼称をしていただく訓練法
失語症者に伝えずに、潜時を短くしていき、
自然と喚語速度を早めていきます。
潜時は約0.5秒ずつ短くしていくので、
失語症者は気付きません。
本格的なRISP法ができるPowerPoint教材
/ | 金額 | 道具 | 手順 | 効果 |
---|---|---|---|---|
有料 | 買い切り 980円 | PC パワポ | 文献通り | 期待できる |
無料 | 0円 | iPad | 潜時が異なる | 不明 |
無料アプリでのRISP法の詳細は
次の項目で紹介します
お金がかからない無料RISP法ですが、
文献と全く同じやり方では施行できません
具体的には、
潜時の時間の調整が
細やかにできないのです
そのため、
無料RISP法は
気軽にできますが、
効果があるかどうかは不明です
文献通りのRISP法を行いたい方や
iPadを持っていない方向けに
文献を完全に再現した
PowerPointの教材を作成しました。
有料ではありますが、
こちらからダウンロード可能です
\返金保証あり/
仮RISP法ができるアプリ紹介
![](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2022/01/3B3F01AB-BB81-47DB-B010-47764A7A8DB4-300x300.png)
無料で
RISP訓練ぽいことができる
アプリを紹介します。
ただし、
原著論文とは差異があるので、
注意が必要です。
RISP法に使えるアプリ【WordHolic!】
自分で作る単語帳 WordHolic!開発元:Langholic Ltd.無料
![](http://st-ta-output.com/wp-content/plugins/a3-lazy-load/assets/images/lazy_placeholder.gif)
![](https://nabettu.github.io/appreach/img/gplay_ja.png)
【アプリ特徴】
✅自身で絵カードを作成すれば、
呼称訓練ができる
(他者が作成した絵カード集もパスワードを入力すればすぐに使用可能)
✅イラスト提示 → 一定時間経過 → 文字+音声でAIが解答
✅一定時間は5段階で変更可能
✅完全無料で使用可能
⚠️RISPとの違いは、
・潜時時間が若干異なる!
・ブザーが鳴らない!
アプリを実際に使用している動画
実際に使用すると動画のようになります!
⬇️レベル2:イラスト提示時間4秒
⬇️レベル3:イラスト提示時間2.5秒
提示時間を変えると、音声の速度にも影響が出ます(笑
RISP法をアプリで行う際の注意点
アプリでRISP法を使う際の注意点は下記の通りです。
アプリインストール後、絵カード作成が必要
本アプリは、自己学習の単語帳アプリです。
アプリをインストールしても、絵カードは入っていません。
絵カード集を作成する方法は二種類であります。
① 自身で作成する
② 他者が作った絵カード集のコードを
教えてもらいアプリにコード入力する
DMをくだされば、
絵カード集のコードを教えます
興味のある方はぜひご連絡ください!
本家RISP法とは、潜時が異なる
原著論文のRISP法は、
3秒、2.5秒、2秒、1.6秒、1.3秒、1秒と
0.3〜0.5秒ずつ短くなっていきます。
しかし、
アプリを使うと、
5.5秒、4秒、2.5秒、1秒と
潜時が約1.5秒ずつ短くなってしまいます。
そのため、最終的に1秒での呼称が可能になるかどうか、
会話場面での汎化があるかどうかは不明です
まとめ
![](https://st-ta-output.com/wp-content/uploads/2022/01/F73FAFB7-C65D-44FF-8453-2BF538482B22-300x300.png)
今回は、RISP法の紹介とアプリを使った簡易RISPを提案させていただきました。
訓練では、喚語の正答率と喚語速度も重要です。
色々な引き出しを持って臨床に励んでいきましょう。
なお、RISP訓練法をより詳しく知りたい方は
こちらをどうぞ
リハノメはST領域の動画も多数あります。
まだ登録していない方は、
まずは1ヶ月980円のお試しから始めてみてください。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HR5CL+5L8J8Y+4OPC+61JSI)
コメント