言語聴覚士が教える!ワーキングメモリを鍛えるアプリ7選

高次脳機能障害に使えるアプリ
アプリん
アプリん

ワーキングメモリの機能訓練ってプリントでしづらいよね

リハくん
リハくん

ワーキングメモリ課題はアプリが大活躍だね!

アプリん
アプリん

使えるアプリを教えて!

プリントでワーキングメモリの機能訓練を
するの難しくないですか?

脳卒中後遺症の患者様に多い
ワーキングメモリの低下
しかし、プリント課題では機能訓練が難しい(気がする)


本記事では、そんな悩みを解決するために、
日頃からアプリサーフィンをしまくっている私が、
ワーキングメモリのアプリを紹介します。

本記事を読めば、
ワーキングメモリシステムの概要と
機能訓練に使えるアプリが分かり、
臨床に役立てれるかと思います。

アプリを使用した訓練で、
少しでも患者さんが楽しめるリハビリになればと思います。

スポンサーリンク

結論①:ワーキングメモリは会社と似ている

ワーキングメモリ概要

上司:中央実行系

部下:
・視空間スケッチパッド
→視覚系の短時間の記憶と処理を行う
・エピソードバッファ
→複数モダリティの記憶と処理を行う
・音韻ループ
→聴覚系の短時間の記憶と処理と行う

普段は部下が働き、
上司は表に出てこない。


非日常的なことが起きた際に上司が働き
どの部下が中心となって対応するか決定

ワーキングメモリシステムの
詳しい内容を知りたい方はこちら⬇️

結論②:ワーキングメモリに使えるアプリ3種

本記事で紹介しているアプリは
下記の4つです

聴覚性WM教材画像

聴覚性ワーキングメモリを鍛える
デジタル教材

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

毎日の脳トレーニング
毎日の脳トレーニング

脳トレ - 記憶ゲーム
脳トレ - 記憶ゲーム

音韻ループと視空間スケッチパッドを鍛えるゲーム

音韻ループを鍛えるゲーム

聴覚性ワーキングメモリ課題(自作)

教材概要

小学生からできる
音声を聴きながら解く
クロスワード課題

【手順】
❶パワーポイントを開始
❷音声を聴く
❸正しく聴きクロスワードを解く

Lumosity:スーツケースシャッフル

アプリ概要

ホテルマンがbagを配る
【手順】
❶bagの色と個数を覚える
❷客の要望するbagが手元あれば渡す
❸要望するbagがなければ、渡さない

※私は青○個、赤○個と音で覚えるため
 音韻ループアプリに入れました

レベルが上がるにつれて、
覚えるバックの個数が増えていき、
複雑化していきます。

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

Lumosity:黒板チャレンジ

アプリ概要

2つの式を暗算し、大きい方を選ぶ
・答えが同じ場合は「同じ」を選択する

2つの式を計算が出現する。
答えを把持しながら
他方の計算もするゲーム


序盤は簡単ですが、
後半は( )付き式も出てきます

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

音韻ループを鍛えるおすすめ教材

概要

小学生対象に作られた教材だが、
脳卒中後遺症のある患者様も使える内容

対象者が短文〜長文の概要を
理解するゲーム感覚の課題が
多数収録されている

視空間スケッチパッドを鍛えるゲーム

毎日脳トレ:シルエットボックス

アプリ概要

箱の中を出入りする動物を見て、
最後に残った1匹を選ぶ

※イラストではなく名前で考える方は
 音韻ループに入るかも

シルエットの動物の行き来が
とっても可愛いゲームです

毎日の脳トレーニング
毎日の脳トレーニング

脳トレ -記憶ゲーム-:クッキングピザ

アプリ概要

ピザの材料と個数を覚えて、再現する

具材の名前と個数を音声で覚える方は
音韻ループのゲームになるかも

脳トレ - 記憶ゲーム
脳トレ -記憶ゲーム-

Lumosity:空まで届け

アプリ概要

一瞬出る数字を覚えて、
小さい順にタップする

難易度が上がるにつれて、
個数が増えたり、広範囲に数字が出現します

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

Lumosity:鯉の池

アプリ概要

動き回る鯉に1個/匹ずつエサを与える

どの鯉に餌をあげたか覚えつつ、
次の鯉に餌を与える

鯉が動き回るのが、いじらしい

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

Lumosity:ピンボール

アプリ概要

ピンの位置を覚えて、ボールがどこへ
進むかを当てる

Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
Lumosity: 毎日の脳トレゲーム
※一部有料

まとめ

今回は、ワーキングメモリの概要と
アプリを紹介しました。

中央実行系を鍛えるアプリはないの?
と感じた方がいると思います

先述したように、
日常的な場面では部下が活躍し
中央実行系は非日常的場面に出くわした時に出現します

そのため、
セラピストが意図的に
非日常を演出しなければ鍛えられない
と思われます

そう考えるのであれば、
ご年配の方にiPadでアプリに触れていただくのも、
中央実行系が働くのですかね…笑
私には、分かりません

一つ言えるとすれば、
視空間スケッチパッド、音韻ループを鍛えることで、
中央実行系の円滑な働きに繋がるので、
両者を鍛えることは、ワーキングメモリシステムを鍛えることに
つながるのではないかと思います

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました