どれか1つでも当てはまった方で、
iPhoneとワイヤレスイヤホンを
既にお持ちの方は
1500円〜2500円で
その悩みを解決できます。
なぜなら、
咽頭マイクがAmazonで販売されており、
それを使えばワイヤレスイヤホンで
頸部聴診ができるからです。
‘‘聴診器は使わずに
クリアな音を
両手フリーで行う頸部聴’’
素敵だと思いませんか?
詳しい方法を次から紹介します。
ぜひ最後までお読みくださいね。
ワイヤレス頸部聴診で聴く嚥下音
どのように聴こえるか気になりますよね。
まずは私が飲食しているところを
録音した嚥下音を聞いていただきます。
まずは水分からです。
嚥下音、嚥下後の呼気が明瞭に聴取できます
次にゼリーです。
咀嚼音も聴取できています。
ちなみに、当然ではありますが、
音量の大小設定も簡単です。
ワイヤレスでの頸部聴診はメリットだらけ
・聴診器
・喉頭マイク
・ワイヤレスイヤホン
のメリットデメリットを一覧で示します
物品名 | メリット | デメリット |
---|---|---|
聴診器 | 即座に聴診可能 | 音が小さい 片手が塞がる 食介併用が困難 連続して聞けない |
喉頭マイク | 音が大きい 両手フリー 長時間使用可 食介併用可能 | 高価 装着に数分必要 録音できない 周囲に音が漏れる 他患者が気が散る |
ワイヤレス イヤホン | 安い 音が大きい 両手フリー 長時間使用可 食介併用可能 録音可能 周囲へ音漏れなし | 「音楽聞いてるの?」 と最初のみ疑われる 装着に数分必要 |
ワイヤレスでの頸部聴診の実施方法
用意するものや設定方法について紹介し、
留意事項も記載させていただきます。
準備物を紹介
まずは、準備する必要がある物を一覧で紹介します。
準備物 | 要不要 | 値段 |
---|---|---|
咽頭マイク | 必須 | 1680円 |
変換アダプター | iphone 次第 | 1000円 |
iphone | 必須 | 色々 |
ワイヤレス イヤホン | 必須 | 色々 |
アプリ | 必須 | 無料 |
咽頭マイク
喉頭周辺に装着して使います。
携帯などへの接合部分は、
丸型のイヤホンジャックになっています。
iphoneに丸型のイヤホンジャックがなく、
ライトニング端子の場合には、
ライトニング端子を丸型端子に変換する
変換アダプターが必要になります
⚠️初代iphoneSEまではイヤホンジャックが本体についています
⚠️ここ数年のiphoneはイヤホンジャックがついていませんので
変換アダプターを購入する必要があります
変換アダプター
イヤホンジャックがないiphoneと
咽頭マイクを接合するために用います。
相場は1000円程度です。
上記でなくても、お好みのものを買ってくださればと思います。
iphone
アプリのインストールが可能であれば、
どの機種でも構いません。
私は、
お古の初代iphoneSEを使っています。
ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンをお持ちで無い方で、
ぜひ試してみたい!!
という方もいらっしゃるかと思います。
ワイヤレスイヤホンの種類が豊富で
どれが良いかわかりませんが、
私が以前使っていた物を載せておきます。
ただし、どんどん新しい物が出てますので、
自分が気に入ったものを購入することを勧めます。
無料アプリ
Microphone Liveposted
咽頭マイクからiphoneに送った音を
ワイヤレスイヤホンに飛ばすために使います。
使用していれば
使いこなせるとは思いますが、
念のため、設定方法を載せておきます。
①インストール後、
ワイヤレスイヤホンを装着して
下の真ん中「setting」を選択
②真ん中周辺
「Front iPhone Speaker」を選択
③(私の場合は)
ワイヤレスイヤホンのAir Pods Proを選択
④真ん中周辺に、
先ほど選択したワイヤレスイヤホン名が表示
⑤ 中央付近のMicrophoneの▶︎を押し、Enableを✅する
⑥最初の画面に戻り、中央のボタンを押す
音が聞こえるので、音量調整すれば完成
⚠️⚠️留意点⚠️⚠️
①咽頭マイクのサイズについて
極度に痩せている方は、首が細すぎて
首とマイクの間に隙間が空いてしまいます。
そのような方は、聴診器をお使いください。
BMI15以下だと厳しい印象です。
②変換アダプタについて
変換アダプタは100均の品物を組み合わせて作成可能です。
私も挑戦しましたが、
うまく出力できませんでした。
上記の方法が最も効率が良いと思います。
③アンドロイドスマホについて
私がApple製品ユーザーのため
アンドロイド版スマホについて
ご紹介できておらず、申し訳ありません。
今後、知人にスマホを借りて
動作確認ができ次第、発信していきます。
④周りからの視線
患者様の頸部聴診を
ワイヤレスイヤホンで行っている中で
2回ほど
「音楽を聴いているのかと思いました」
とNSから言われたことがあります。
周りも慣れてくれば、
「嚥下評価しているのだな」と
理解してくださいますが、
最初は不審がられます。
その都度、飲み込みの音を聞いていますと
丁寧に対応しましょう。
まとめ:ワイヤレスイヤホンで頸部聴診をしよう
本記事では、聴診器を使わずにワイヤレスイヤホンを駆使して
頸部聴診を行う方法をご紹介しました。
頸部聴診を学びたい方は、
この本がおすすめです。
異常音と正常音が
多数収録されています。
また、
異常音の特徴と原因についても触れられており
大変勉強になる書籍です。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。
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