【認知症・高齢者・脳卒中】嚥下障害に対応できる装具【コレクトウェル】

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頸部の位置が不安定な人への
嚥下訓練って難しい…

リハくん
リハくん

コレクトウェルと
たすき掛けを使えば
安定した頸部で
訓練が行えるかも!

認知症、高齢者、脳卒中の後遺症、
これらの方は、様々な原因により
頸部の不安定さが出現します。

良い嚥下姿勢とされる頸部前屈位。

そうは言っても、
頸部前屈位の状態に保つことは難しい!
どう対処したらいいかわからない!


そのように思われる方も
多いのではないでしょうか。

上田医師(コレクトウェル開発者)は、
「脳卒中の影響などで
頸部が不安定になっている方には、
コレクトウェル+たすき掛けで
改善できる可能性がある

とおっしゃいます。

本記事では、
頸部の姿勢不良の方が
上田医師の提案する方法によって
改善する様子を
動画を用いて解説していきます!

本記事のまとめ

✔︎ 頸部が不安定さがある時は
 コレクトウェル+たすき掛けで、
 頸部前屈位の姿勢ができる可能性あり

✔︎ たすき掛けで骨盤から身体を起こし
 コレクトウェルで頸部を整えることで
 頸部前屈位を再現できる。


✔︎ 両肩や両足を結んだラインで、
 固定感覚の評価を行う。

✔︎ コレクトウェルは1ヶ月間、
 無料で貸し出しを実施中。
 (送料もコレクトウェル側が負担)
 お問い合わせは、こちらから

コレクトウェルとは

コレクトウェルの詳しい説明は、
コレクトウェル紹介記事(第1弾)で
紹介しています。

コレクトウェルについてご存知ない方は
こちらを先に読んでいただくことをお勧めします。



本記事を優先して読みたい方のために、
第1弾のまとめを載せておきますね。

コレクトウェルとは

・コレクトウェルは、リハ医が開発した
 顎引き嚥下姿勢を保持するための装具

対象は、頭の重さが辛くなっているが
 何とか自分で頭を支えられる方

・コレクトウェルで
 顎引き姿勢を長時間保持できる

・VF併用にて、頭頸部の角度を決定し
 直接的嚥下訓練を行うことが理想

・他スタッフやご家族との頭頸部の
 姿勢の共有がしやすい

今ならデモ機の貸し出しが無料!

たすき掛けで
頸部の不安定さを改善

コレクトウェルだけでは
頸部の安定イマイチな方には、

コレクトウェル✖︎たすき掛けが
効果的
なようです。

上田医師が経験した症例を提示しながら
解説していきます。

たすき掛けによって
頸部の安定性が向上した症例

症例情報

・右側の片麻痺あり

・嚥下の際に頸部を左に側屈してしまう

・コレクトウェルを装着するも
 側屈は改善せず

・VFにて誤嚥あり

⬇️コレクトウェルのみでは
 頸部が不安定

動画では、
コレクトウェルを装着しているものの

頸部が左へ側屈してしまい、
コレクトウェルの右肩の部分が
浮き上がってしまっています。


これでは、コレクトウェルの安定性が
損なわれてしまいます。

そこで、上田医師は
固有感覚の評価(後述)を行った後に
たすき掛けを行いました。

⬇️コレクトウェルとたすき掛けを併用
頸部の側屈とコレクトウェルの浮
が消失

⬆️頸部の側屈とコレクトウェルが浮く様子
 がなくなっています。


⬇️その状態で、食物を食べている
 様子

安定した姿勢で摂食する患者様(上田医師より動画提供)

⬆️頸部の不安定さがなく、
 ゼリーの摂食ができています。

以下、上田医師のインタビューを載せます。

患者様の固有感覚がズレているため、たすき掛けをすることで正しい固有感覚を認識できるようになると考えている。そのため、固有感覚のずれから姿勢崩れが起きている場合は、コレクトウェルを併用することで効果が期待できる。

患者様によっては、必要に迫られてその崩れた姿勢になっている場合がある。
その場合は、原因を探る必要があり、患者様をよく診て区別するしかない。

上田医師への取材より

このように
患者様によっては固有感覚がズレてしまい、
頸部の位置が安定しない方がいらっしゃる
と上田医師お話しされています。

そのような方には、
タスキ掛けとコレクトウェルの併用を
薦めています。

不安定な頸部の原因は?
固有感覚の評価法

上田医師は
固有感覚のズレにより、姿勢不良が起こり、
頸部の位置が不安定になると述べています。

固有感覚のズレをどう判断するのかを、
上田医師にお聴きました。

① 立位や座位で両肩を結ぶ線を見る

② 両足首や両股関節を結ぶ線を見る

③ 患者様には目を閉じて
 1と2のラインが平行になるよう
 姿勢を保っていただく。

④ 1と2のラインが平行でない時
 固有感覚のズレの可能性あり。
 立ち上がり動作なども含めて
 評価するとよい。

⑤ ズレの可能性がある場合は、
 コレクトウェルを用いてみる。

⑥ コレクトウェルのみでは、
 頸部の不安定さが残る場合には、
 たすき掛けも併用する。

上田医師への取材より

上記の方法で固有感覚を評価し、
必要であればタスキ掛けを併用して
患者様の姿勢を整え、
良い嚥下を実現することができると
上田医師は考えています。

たすき掛けの
セッティング方法

近年はあまり見なくなったタスキ掛け
具体的なやり方を載せておきますね。

1:50 たすき掛けのやり方①
3:32 たすき掛けのやり方②(簡易版)

終わりに

本記事では、
固有感覚がズレてしまったことで
頸部が不安定な方への対応として、
コレクトウェル✖︎たすき掛けという提案を
させていただきました。

コレクトウェルは、
日本言語聴覚学会や
日本摂食嚥下リハビリテーション学会などで
出展
もされています。

デモ機の貸し出しも無料で行っているので、
気になる方は、ぜひぜひ
問い合わせていただければと思います。

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