構音訓練ってマンネリ化しない?
アプリを使えば防げるかも!
音読や口腔体操は、構音訓練として大切。
ただし、同じような訓練メニューでは、
患者様が飽きてしまいます。
これではリハビリがマンネリ化してしまい、
患者様のモチベーションも上がらない。
私はこれで随分と悩みました。
同じように悩んでいる方はいませんか?
そんな方々へ向けて本記事では、
症状別にアプリや教材を使った
構音訓練を紹介します。
訓練教材を症状別に紹介
一言に構音障害といっても
多様な症状があります。
症状別に教材を紹介します。
声量低下へ使える教材
まずは、私が苦手な症状の一つ
「声量低下」からいってみよー!
カラオケで無理せず声量増大
声を出さないと果物が落ちる!
声が小さいとAIが文字化に失敗!
勝つために声を出す、勝ちたいから声が出る
交互反復の構音訓練に使える教材
次は、STがよく行う訓練
パタカラの交互反復についてです。
AMSDの評価項目の一つである、
ディアドコキネシス
明瞭度を把握しながら、
回数を数えるのって大変じゃないですか?
回数の計測はアプリに任せましょう!
STは明瞭度や舌の動きに全集中!
舌、下顎、口唇の自動運動に使える教材
次は、口腔の自動運動に使える教材です!
鏡の前で口腔顔面運動ばかりするのって
マンネリ化しやすいと思う私
ちょっとゲーム要素を足すだけで、
楽しいリハビリ空間に早変わり!
単音の産生に使える教材
単音の丁寧な産生に使える教材を紹介します
音声を教えるー国際交流基金ー
ザ行は調音点が少し後ろにずれてしまうと、「ジャ」のように聞こえます。
しかし、ザ行とジャ行の舌の位置はとても似ていて、口の中の形の違いを説明して直そうとしても、難しいことが多いです。
そこで、ザ行がジャ行になるときは、サ行からザ行を作る練習をすると、うまくいくことがあります。
不明瞭な音が分かっても、
どうすれば正しい音になるか、
分からない時ってありませんか?
この本は、
外国の方へ日本語を教える
日本語教師向けに作られた書籍
不明瞭音の原因と
その音を正しい音へ導く技法が
多く掲載されています
発話速度の改善に使えるアプリ
私が苦手とする症状第二弾
発話速度の改善について紹介します
ふたたびの登場【UDトーク】
発話速度の改善にも効果があると考えます。
AIに文字化していただくためには、
はっきりゆっくり構音する必要があります。
一定の学習能力が保たれている患者様は
AIに認識してもらう目的を理解できます。
結果、自然と発話速度が落ちていきます。
STが
「ゆっくり発音して!」
と指導する必要なく、
自然と丁寧な構音が導かれる訓練を
私は素敵だなと思う今日この頃です。
音読教材は患者様の興味に合わせて
音読教材について紹介します
音読教材は何を使っていますか?
単語、短文、文章まで難易度調整がしやすい
スピーチリハビリテーション
とてもよい教材なのですが、
そればかりを使っていると、
患者様の「楽しい」が
なくなってしまう気がするのです。
私は、スマートニュースを使っています。
地域、趣味、スポーツ、芸能など
多様な記事を収録しており、
そのどれもが読みやすい文字数です。
「興味があるから、活き活きと音読できる」
少しでも患者様の視点に立って
リハビリを行なっていきたいと
常々考えています。
\ダウンロードはこちらから/
構音障害の評価に使えるアプリや書籍
評価に使えるアプリもたくさんあります。
紹介していきますね。
口腔内評価に使える教材
口腔内の清潔さを評価するOHAT
紙での評価が一般的でしたが、
近年アプリも紹介されています。
全般的な発話の評価に使える教材
全体的な発話の評価には、発声発語器官への多様な知識が必要です。
私のおすすめは、リハノメの林先生の講義。
とても分かりやすく説明されています。
ST向けのリハノメ動画を
詳しく知りたい方はこちらから
自主トレ教材
最後に構音訓練に使える、
自主トレアプリを紹介します。
発音重視の山手線ゲーム
発話明瞭度も計算速度も試される
まとめ
今回は、構音障害のリハビリに使える
アプリや教材を紹介しました。
「マンネリ化を防ぐために」
とは言いましたが、
同じメニューを根気よく続けることも
時には必要です。
「継続は力なり」
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
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