声量低下のある構音障害のリハビリに使える発声訓練用アプリ5選【声量増大】

構音障害に使えるアプリ
アプリん
アプリん

脳卒中後の声量低下は多いよね
「大きな声出して!」って
無理強いしてるみたいで
好きじゃないよー。

リハくん
リハくん

そんな時こそ、
自然と声量増大が目指せる
リハアプリの出番だね

脳卒中後の構音障害で、

声量低下の患者様を多く見かけませんか?


そんな声量低下の患者様へ

「さあ!大きな声出しますよ!」

と声かけするの、

なんか罪悪感があって私は苦手です。


本記事では、

自然と声量増大できるようなアプリを紹介します。

私と同じように悩む方が

無理強いしない発声訓練を実現できれば幸いです。


なお、声量低下は

様々な機能の障害で起こり得ます。


本記事では機能レベルの話はしませんが、

記事の最後に

「構音障害者に対するオススメの評価法」

を紹介します。

想定読者

✅ 声量低下患者を担当している人

✅ 患者様へ声量の増大を
 必要以上に促したくない人

✅ 自然と声量増大を促していきたい人


おすすめアプリはこの5つ!
玩具も入っててごめんなさい!

【ポケカラ-Pokekara 本格採点カラオケアプリ】

ポケカラ-Pokekara 本格採点カラオケアプリ

【こえキャッチ】

こえキャッチ

【UDトーク】

UDトーク

【自分で聴力検査】

自分で聴力検査

玩具:【さけべ!トントンボイス相撲

次から、それぞれのアプリの
具体的な説明をしていきます。

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発声訓練に使えるアプリ5選

歌が好きなら【ポケカラ】

ポケカラ-Pokekara 本格採点カラオケアプリ

ポイント

✅ 歌詞・採点付きカラオケが無料

✅ 最新J−POPから演歌まで充実

✅ オンラインでのみ使用可能

カラオケが好きならば、
ポケカラを試してみましょう。

歌うことで自然と声量が大きくなります。
youtubeにはない、採点機能も魅力です!

歌う中でどんどん加点されていくので
気分も乗ってくること間違いなし


「昨日よりも高得点を目指す」目標があることで、

毎日の歌唱訓練がさせられている訓練から
自ら取り組む挑戦へと変化するのではないでしょうか。

声を出さないとキャラが動かない【こえキャッチ】

こえキャッチ

ポイント

✅ 小中大の声量を使い分けてキャラを動かし、果物狩りをするゲーム

✅ 1ゲーム20秒、点数も表示される

✅ 声の感度は設定画面で変更可能

声の大きさを変化させることで、動物を動かすゲームです。

1ゲーム20秒なので、
疲労感が少なく楽しくできます。

獲得した果物が点数化されるため、
もう一回したい!
という気分にもさせてくれます。

声の感度の設定は変更可能!
声量が小さい方でも遊べます

本アプリはオフラインでも使用可能です。

小さい声だとAIが文字化に失敗【UDトーク】

UDトーク

ポイント

✅ 発話をAIが瞬時に文字化してくれる

✅ 声量低下・明瞭度低下があると、
  AIが誤って文字化する

✅ オンラインでのみ使用可能

そもそもは、
難聴者へのコミュニケーションツールとして開発されたアプリです。

瞬時に文字化をしてくれるため、
構音障害患者様への
発話のフィードバック用として
私は使っています。

発話を、
瞬時に大きな文字で提示してくれるので、
大変使いやすいです。

指摘はAI、アドバイスはST
役割分担ができるのも素敵

詳しいUDトークの使い方は⬇️
構音障害患者様のフィードバックに最適!文字起こしアプリ【UDトーク】

イヤホンしていると自然と大声に【ウエイトノイズ法】

自分で聴力検査
自分で聴力検査

ポイント

✅ このアプリを使えば、
  ウェイトノイズが手軽に出せる

✅ ウェイトノイズ法は、
  ロンバール効果を使って無意識に
  声量を増大させる方法

✅ ロンバール効果とは、
  イヤホンで音楽聴いていると声が
  自然と大きくなるアレ

ウェイトノイズ法は、ロンバール効果を用いて声量を増大する訓練法です。

35dBから45dBのウェイトノイズを
ヘッドフォンで聴かせつつ、音読
します

本人が力むことなく、
声量の増大を目指すことが可能です。

ウェイトノイズが出せて
dBの数値も調整可能なアプリは

「自分で聴力検査」のみでした

アプリ【自分の聴力検査】で
ウェイトノイズを聴く方法

【自由音】
周波数:500Hz
音量レベル:−100dB
マスクレベル:−65dB〜−55dB


ウェイトノイズ法の文献はこちらから

勝つために声を出す!【トントンボイス相撲】

ポイント

✅ 声に反応して、土俵がトントン動く

✅ 大きな声を出す必要ないけれど、
  自然と声が大きくなってしまう

✅ 付属の紙力士はイマイチ、
  自作の必要あり

最後は、
アプリではなくオモチャの紹介です。

声に反応して、
土俵がトントン動く設定になっています。

本来は「トントン」と言って闘うゲームです
ただし、どんな声でも土俵は動きます。

とにかく声を出してほしい!
大きな声であればなんでも良い!
という場合に、もってこいです

まとめ

今回は、声量低下の患者様を対象にした
「自然と声量増大に使える訓練アプリ」
を紹介しました。

私は、「AさせたいならBさせろ」という
教育者向山先生の言葉が大好きです。

大声を出させたいのであれば、
自然と声を出してしまう環境を設定
していきましょう。

それが、
プロの仕事ではないかと私は考えています。

おまけ
【声量低下の原因を探るための評価法】

今回は、機能面を無視して、とにかく声量を増大する訓練法を紹介しました。

評価を丁寧に行い、
声量低下の原因を考えることも大切です。

構音障害の評価法として、
動作分析がおすすめです


PTが起立動作を細かく分析するように、
STも構音を細分化して分析するのです。

オススメ講師は、ST 林 桃子先生です。


林先生の講義は
リハノメで、視聴可能です。
リハノメの紹介記事はこちらから

リハノメ 公式サイトはこちら

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

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