本日は、
会話内容を
一瞬で文字起こししてくれる
無料録音アプリ
Notta
の紹介です。
この記事を読めば、
無料文字起こしアプリ
Nottaの使用方法と
これを使った会話訓練のメリット3つが分かります。
最後には
会話分析や会話の仕方で
参考にしている書物も紹介します
Nottaを使うメリット
- 会話の文字起こしが一部無料で可能
- 会話の文字起こしの時間短縮
- 自分の会話戦略に目を向ける機会になる
Notta-自動文字起こし・日本語の音声をテキスト変換posted withアプリーチ
Notta導入のきっかけ
私の悩み
STとして働く私は、常々次のような悩みがありました。
- STにとって「会話」は
必要不可欠な商売道具 - 会話は評価or訓練
である必要がある
(異論は認める) - 会話中の評価が
充分にできていない…
会話の評価ができない原因
なぜ会話場面の評価ができないのかを改めて考えたところ
相手の話を聞き、
返答内容を考え、
評価を行う
という
トリプルタスクだからだ!
と気づきました。
こんな脳内大忙しの状態では、
相手の話を
充分に聞けていない、
共感能力の低下にもつながる
可能性があります。
そこで私は、
会話場面で行う評価は最低限にすると決め、
本人様及び勤め先に了承を得て
会話を録音をすることにしました。
もちろん
情報の持ち出しはしていません。
NOTTAの紹介
Notta-自動文字起こし・日本語の音声をテキスト変換posted withアプリーチ
下は、Nottaが
自動で文字起こしをした画像です
何秒にどんな発話を行ったかを
記載してくれています。
録音を聴きながら、
文字を見ることもできます。
患者様への会話分析に
限って言えば、
次のような効果を期待できます。
- 自動文字起こしにより、
会話分析の準備時間を短縮 - 発話内容の吟味で、
失語症者の評価、
高次脳機能障害者の病識レベルの評価が可能 - AIの文字起こしにより、
構音障害患者では
訓練効果の判定もできるかも
自分の会話の仕方に目を向けよう
会話を録音し、
改めて聞き直す効果は、
患者様の評価だけではありません。
自分自身の会話の仕方を
見直すきっかけにもなります。
次のような視点で、
自身の会話方略を
見直してみてはどうですか?
- 相槌のタイミング
- 質問の選択が適切か
- 相手の発話に被せるようにして話していないか
- 相手と自分の発話量の比
(患者様7、自分3を目指す)
ぜひ、
会話の録音を行って
自分の会話を客観視
してみてください。
書籍紹介
会話の仕方については、
色々な書物があります。
私が参考にしているものを
紹介します
おわりに
Nottaは、
ネット回線を使って
AIが文字起こしをしてくれます。
それはつまり、
患者様の個人情報が、
一度ネットを通ることを表します。
使用に関しては
この点への配慮も必要と考えます。
本人様だけでなく
勤務先への同意も
必要かもしれません。
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